当社のカラーマネジメントとは
一般的なカラーマネジメントシステム(CMS)とは、刷版工程のデジタル化により、刷版工程が変動要因でなくなったことから、アナログである印刷機の標準化により変動要因を抑え込むことで、様々なプルーフと本機による印刷とをカラーマッチングさせるシステムのことをいいます。
当社のビジネスモデルでは、お客様のほとんどが印刷会社であり、様々な種類のプルーフをお預かりします。そこで、当社のCMSとは、一般的なCMSと異なり、印刷工程でその様々なプルーフにいかに早く色を合わせるか、いかに合わせた色を維持し、色調のブレを抑えるかに主眼を置いたものです。
色調のコントロール
色調のコントロールには、濃度計、分光光度計などの電子計測機器が必須条件になります。当社では、カラーバーを測定するX-Rite社製の自走式分光測色計を保有し、色調コントロールに力を入れています。
印刷機の標準化
各印刷機のドットゲインなどの特性を計測し、CTPの出力時にその特性をリニアゼーションさせた版を出力することで、各印刷機の標準化をはかります。また、印刷機の変動要因を極力抑えるために、印刷機のメンテナンスの標準化に全社を挙げて取り組んでいます。